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「特定不能のパーソナリティ障害」と「パーソナリティ障害、特定不能のもの」

201512/20

「特定不能のパーソナリティ障害」と「パーソナリティ障害、特定不能のもの」

「特定不能のパーソナリティ障害」と「パーソナリティ障害、特定不能のもの」

DSM-IVとICD-10

(遺伝子のつぶやきです。医学的な正確性はご容赦ください)

遺伝子だって進化します。

遺伝子の構造が進化するのではなく、遺伝子の頭脳?のことです。

以前は直接経験するか交わるぐらいしか手段がなかった情報入手の方法が近年劇的な進化を遂げました。

遺伝子だってぐぐれるようになったのです。

わからないことや聞きなれないことがあったら、人間(ヒト型〜)の指先(あるいは声)を介して容易に入手できるようになりました。

 アズイフパーソナリティ

先日も、娯楽番組を見ていたら「アズイフパーソナリティ」という聞きなれない言葉。

早速ググりました。

残念なことにググることの特徴はユニークな回答は見つかるが、それが正しい答えかどうかの判断はググった本人に任せられている。ということです。

ど忘れしたこたえを思い出すのには良いのですが、その判断能力がない時には、より迷宮に陥ることもあるということですね。

わかったことは、このアズイフパーソナリティはDSMでもICDにも掲載されていないので、病名ではないと言えるだろうこと。

新しい概念かと思ったら提唱者はフロイトの門人である「H.Deutsch」という1800年代の方でした。

聞きなれないというより単なる無知だったようです。

 

それでも、

統合失調症とも境界例とも違い高機能型境界例とも違い、その他単独の症状の組み合わせにも有力なのが見つかりません。

人格のタイプという言い方もあれば、障害の一つであるかのように書かれてもいました。

 

しかし、その内容といえば、この関連特有の、

もっともらしいが、誰にも当てはまらない。

あるいは、万人に当てはまりそうだが、誰も治せない。

そしてほとんどの場合で状況を更に悪くしそうな雰囲気 が漂っていました。

もはや患者そっちのけで各自勝手に言葉遊びのような。

とにかく、分析することはまだしも伝えることの難しさでは他の分野を抜きん出ていますね。

例えば本タイトルの「特定不能のパーソナリティ障害」と「パーソナリティ障害、特定不能のもの」は同じ言葉、意味ではないようです。

文字通りの特定不能のパーソナリティ障害のことをDSM(アメリカ精神医学会によって出版された書籍)のDSM-IVでは「特定不能のパーソナリティ障害(personality disorder Not Otherwise specified)」と呼び、世界保健機関(WHO)(OMS)によって公表しているICD(疾病及び関連保健問題の国際統計分類(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems)のICD-10によると「パーソナリティ障害、特定不能のもの(personality disorder unspecified)」

どちらも目的は地域や言語による表記や診断の違いを吸収する目的で、死因や疾病の統計などに関する情報の国際的な比較や、医療機関における診療記録の管理などに活用されています。

一例として統合失調型パーソナリティ障害の、DSMによる判断基準は次のように定められています(統合失調質パーソナリティ障害は別の障害です)。

DSM-IV-TRでは、以下のような基準Aのうち5つ以上を満たしている。

  1. 関係念慮を持ち偶然の出来事に特別な意味づけをするが、確信を持っている関係妄想はではない。
  2. 文化規範から離れた奇妙なあるいは魔術的な信念があり、テレパシーや予知などで、簡単な儀式を伴うこともある。
  3. 無いものがあるように感じるというように、知覚の変容がある場合がある。
  4. 過剰に具体的であったり抽象的であったり、普通とは違った形で言葉を用いたりするなどの奇異な話し方をする。
  5. 妄想様観念を持ち、疑い深く、自分を陥れようとしているのではないかなどと考える。
  6. 不適切または限定された感情は、良好な対人関係を保つのに必要なことをうまく扱えない。
  7. 奇妙な癖や外観は、視線を合わせなかったり、だらしのないあるいは汚れた服装などの特徴を持つことがある。
  8. 親族以外にほとんど友人がいない。
  9. 過剰な社会不安は、慣れによって減じることはなく、妄想的な恐怖によってである。

基準Bは、統合失調症あるいは精神病性の障害、または発達障害の経過中のものではない[1]。精神病性の障害の以前から呈しており、また寛解後にも呈している

 

このことから言葉が共通の意味を持つことの重要性がうかがい知ることができます。

ここでまとめられた病名なり症状以外の場合は、更にひどい、というか収拾がつかなくなっていることでしょう。

そいう意味でDSMから外されてしまった抑うつ性受動攻撃性サディスティック自己敗北性精神病質など以前は障害と判断されていたものが今や、特定不能の症状という区分に成り下がっています。

今までのイメージと新しいイメージ、それぞれの説明中の、病気だの障害だの症状だのの用法の表記の揺れが重なり合い今まで以上にこの言葉の意味の特定が難しくなってきます。

もはやこの意味不明というか、混沌とした中で、一番やんでいるのが、主役の患者ではなく、これらに真剣に取り組んでおられる方々。

この方々は、症状を己の配下に収めるために次から次えと症状を分析し、挫折し、誤解し、妄想し、捏造し、煙に巻き、錯乱させ、自己の平安を維持しているようです。

きわめつけは、彼らにつけられる病名ランキングの第3位に特定不能がランクインされていること。

他の病気よりもはるかに、正しく分析し、注意深く説明しなければいけないのに、この有様・・・

 

死なせてはいけない

流行りの病に感染してしまった人をいきなり排除しているだけでは、いつまでたっても病原菌を取り除くことはできません。

これらを本当に解決や理解したい時には、司法制度のポリシーである「社会的秩序を守る」で人を裁く、というか排除してしまうことがマイナスに働きます。

なししろ根本治療ではなく、抑止力とか、見せしめだったりして、とにかく裁かれる人には人格も人権もありません。

もしも本人ではなく外部の人なり環境がその症状の要因であった場合は、全力でそれを取り除くことが、より正しい治療というか、本人の平安を取り戻せるのだろうに。

 

『フジコ』

と、いうことで6時間番組を一気に観てしまった。

オリジナルが小説なのにもかかわらず、セリフ(文章)よりも尾野真千子の演技からのメッセージが強力でした。

機会があったらご覧あれ。

J:COMやHuluの会員でなくても第1話は無料で見れます。

ドラマ的には1話だけでも面白いです。

 

肝心の「アズイフパーソナリティ」については、その用語の正確性があやふやなので、断言調で進めてしまうことにちょっと残念感が漂いました。

作者の言いたかったであろうことが「アズイフパーソナリティ」なのか、「他人のなりきること」ことなのか、はたまた「母親と同じ性格になってしまうこと」のどれを言いたかったのがわかりにくくなってしまいます。

登場人物がいきなり病名をピンポイントで思い違いすることはあるにしても、それが当たっていればまだしも、微妙にいろいろな解釈をされそうな場合、肝心の作者の言いたいことまでがぼやけてしまいます。

 

原作を読んでいないので、ドラマを見た流れ的には「母親に似てしまうこと」と、「何気ない周囲の攻撃からいとも簡単に人格崩壊すること」がテーマのような・・・

 

この母親に似てしまうことの心理学的な呼び名があって・・・

思い出せなくてググるのですが、見つかりません。

どなたかヘルプ!

女性はその関係性の強さから、マイナス面をたとえ認識していあたとしても。それを反面教師にはすることができず、そのまま母親をコピーしてしまうことを表した症状というか呼び名です。

 

ちなみに、映画を見終わった後のイメージとしてこの主人公やその母親や、娘たちを、「パーソナリティ障害」だと思ってはいけません。

パーソナリティ障害のイメージ(詳細不明なので)だと生まれ持っての性格の悪さみたいですが、この映画では同級生のいじめや親からの虐待などの外部要因への対応によるアズイフ〜による保身と正当化に起因する「パニック障害」ではなく「パニック対応」が、いわゆる精神疾患よりもタチが悪い、という本人ではなく外部を裁けみたいな内容です。

救いが、一番大事なのは手をつなぐこと。

 

 

遺伝子との対立

ところで、結局のところ、裁くのは遺伝子か、裁判官か?となると、こういう番組は厳しいですね。

もしも、この社会に適合しない方々を、遺伝子が望んで作っていて、それが自然淘汰というか、彼らは人口削減のための兵器なのか自滅なのか、はたまた失敗なのかというのは内緒です。

さらに、この進化的人口増減とは別の方向性を持つ、生存本能的な、母性的、はたまたDV的、いじめ的な性格を持つ影の加害者達の存在は、遺伝子操作なのか、あるいは手に負えてくなっているのかもないしょです。

 

 

以上 遺伝子の休日(TV ドラマを観る)でした。

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 参考資料

ICD-10で人格関連の病名をリストしてみました。

検索語: 人格 検索数: 37件 ページ: 1 / 1
病名 病名管理番号 ICD10コード 病名交換用コード
1 器質性パーソナリティ障害 20094407 F070 DAEK
2 器質性偽精神病質性人格 20080679 F070 GJ7R
3 器質性偽遅滞性人格 20080680 F070 TQ6T
4 初老期性パーソナリティ障害 20094408 F070 R8HG
5 辺縁系てんかん人格症候群 20080681 F070 UR0E
6 器質性人格行動障害 20080683 F078 J620
7 アルコール性遅発性パーソナリティ障害 20094409 F107 PHT6
8 統合失調症型パーソナリティ障害 20094429 F21 VUJU
9 気分循環症 20057959 F340 CRUN
10 抑うつ性パーソナリティ障害 20094410 F341 QUCU
11 多重パーソナリティ障害 20094411 F448 QD2Q
12 狂信的パーソナリティ障害 20094413 F600 U9DS
13 好訴的パーソナリティ障害 20094412 F600 M1LQ
14 妄想性パーソナリティ障害 20094414 F600 V2U8
15 統合失調症性パーソナリティ障害 20094430 F601 E53H
16 精神病質的パーソナリティ障害 20094416 F602 GP6G
17 非社会性パーソナリティ障害 20094415 F602 A4Q0
18 情緒不安定性パーソナリティ障害 20094417 F603 PQRV
19 衝動型パーソナリティ障害 20094960 F603a DHNU
20 境界型パーソナリティ障害 20094418 F603b R6DP
21 ヒステリー性パーソナリティ障害 20094419 F604 JRAS
22 演技性パーソナリティ障害 20094421 F604 NHE4
23 精神的幼児性パーソナリティ障害 20094420 F604 KBH5
24 強迫観念パーソナリティ障害 20094422 F605 MNP0
25 回避性パーソナリティ障害 20094961 F606 KSD8
26 依存性パーソナリティ障害 20094423 F607 F5EG
27 無力性人格異常 20076852 F607 BF7R
28 エキセントリックパーソナリティ障害 20094425 F608 CU8K
29 ナルシシズム型性格障害 20052458 F608 JEG3
30 軽佻者型パーソナリティ障害 20094426 F608 FE2C
31 精神神経症的パーソナリティ障害 20094424 F608 CLQ9
32 未熟型パーソナリティ障害 20094427 F608 PKTD
33 パーソナリティ障害 20094428 F609 LMC8
34 精神病質 20066756 F609 E2EH
35 破局体験後の持続的人格変化 20073404 F620 RV6P
36 精神科疾患後の持続的人格変化 20080738 F621 V41U
37 慢性疼痛人格症候群 20076672 F628 N9MN

 

『フジコ』

全6話の連続ドラマ『フジコ』が11月13日からHulu、J:COMで配信されました。。

狂気の殺人鬼・フジコを演じるのは尾野真千子。共演者には谷村美月、丸山智己、リリー・フランキー、浅田美代子、真野響子などのそうそうたる面々です。

 

フジコ
一家惨殺事件の生き残りとしてトラウマを負った11歳の少女フジコ。だが彼女の人生はいつしか狂い始めた。「あたしは人生をリセットできる女」―、呟きながら殺害を繰り返していく。なぜ彼女は殺すのか? 誰が彼女の家族を殺したのか? 愛への渇望か、幸せへの執着か、真実が明かされるとき、最高の後味の悪さと驚愕のラストが、観る者を戦慄と慟哭へと突き落とす。※青少年の視聴に不適切な内容が含まれていますので、視聴にはご注意下さい。「フジコ」公式サイト http://drama-fujiko.com

 

尾野真千子のコメント

最初、台本を読んだ時、「殺人はあってはならない悪いもの」という思いから断りたいと思いました。台本の読後感が「むごい、ひどい、つらい」の三拍子で、とてもひどかったからです。正直、こんな衝撃的な役どころから自分を守りたいと思いました。そんなとき、『凶悪』(脚本の髙橋泉が日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した映画)を観て、「できるかもしれない」と思いました。それでも不安がとれないまま撮影に入り、決して納得して演じたわけではなかったのですが、つくり手の誠実さに賭けました。一言だけで片付けられない、人間の深部に問いかけてくれる部分があるドラマだから、ふんぎりをつけ、受け入れ、チャレンジするように飛び込むことができました。主人公のフジコは、客観的に見て狂気そのもので酷い女性ですし、一方で可哀そうだとも思いました。この女性はいつ幸せだったのだろうと思いました。フジコなりの幸せは時々あるようでしたが、私たちから見ると可哀そうな人。殺人への衝動の飛躍が凄すぎるし、最後まで共感は一切できませんでした。フジコより他の人が可哀そうでした。私なりの解釈でこの破滅的な女性を演じきりましたが、演じていてとても辛かったです。起伏の激しい平常心でいられない役柄でしたので、とても疲れました。疲労感が凄まじかったです。私にとっては、それだけ全身全霊で入り込めた役ということです。どうなるんだろう、狂気しかないんじゃないかと不安が90%でしたが、完成したものを観てみると、人の痛みもわかりますし、響くものがいっぱいあり、実は泣けました。やってよかったなとやっと思えた作品ですので、ぜひ、楽しみにしていてください。

番組情報

『フジコ』

2015年11月13日(金)Hulu、J:COMで配信スタート
演出:村上正典
脚本:高橋泉
原作:真梨幸子『殺人鬼フジコの衝動』(徳間文庫)
主題歌:斉藤和義“シンデレラ”
音楽:やまだ豊
出演:
尾野真千子
谷村美月
丸山智己
リリー・フランキー
浅田美代子
真野響子

引用元

その他の情報は主にWikipediaより引用させていただきました。 パーソナリティ障害
Huluオリジナルドラマ「フジコ」
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