第二章 ポジションの調整

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まずは車に馴染むことから始めます。その車の助手席には乗り慣れていても、運転席に座るのとはわけが違います。初めて乗る車並みに、ポジション、スイッチ類の位置や操作方法はわからないことばかりでしょう。

車両感覚ももちろんありません。もしもマイカーがSUVなどの大きめの車種の場合、「大きいから難しい」「大きいからぶつけやすそう」と不安になるかもしれません。でもそれは、単なる先入観です。大きい車は、総じてサイドミラーが大きくて視界が良く車両感覚もつかみやすいようです。若干細い道を走行していると思えば許容できる範囲です。そもそもペーパードライバーなので、通常の車両感覚はないのですから、気にしすぎないようにしましょう。

とはいえ、車幅が気になる場面は多々あります。念のため、同乗者に一般車両より何ミリ大きいか聞きましょう。ちなみに、コンパクトカーが約1700mm、セダンが約1800mm、そしてSUVが約1900mmです。この200mmの差は非常に大きく感じるかもしれません。しかし実際には、手のひらを広げた程度です。ふだん周りの車両や器物に200mm以内まで近づいて運転している人は少ないので、問題ないでしょう。

車の全長については、それぞれ特徴や難しさはありますが、ペーパードライバーには影響がないと思ってかまいません。

何はともあれ、車に乗り込みましょう。

座席の位置、ミラーの調整、ウィンカーやワイパー、ライトの位置と操作方法の確認を行います。同乗者に助手席に座ってもらい、教えてもらいながら行いましょう。

座席は高めに、位置は後ろに下げ気味にするのがお勧めです。

ミラーは、特に右側のサイドミラーを念入りに調整しましょう。右側の側面、および右後方は、同乗者からは確認できません。運転手だけしか見られないミラーであることに留意してください。

バックミラーは、同乗者が助手席から後方が見えるように調整してもらってください。そう、バックミラーは見ません。真後ろを見る必要はないからです。助手席の同乗者に見せることで、同乗者は後方の状況がわかり安心します。バックミラーは実際には気休め程度でしかないので、運転手が余計なものを見ないですむことには疲労度の面でメリットがあります。

ハザードや助手席から届くスイッチは同乗者の仕事であることを伝えてください。あなたが操作する箇所が減ることには、注意力の面でメリットがあります。

調整が終わったら同乗者に外に出てもらいます。そして車の周りをぐるぐる歩いてもらい、運転席からどのように見えるか確認しましょう。死角の確認ではありません。見えている物が、その時にどのくらいの距離にあるのかを確認します。車にぴったりついて歩いたり、1メートルくらい間をあけて歩いたりしてもらってください。気になるところがあったら、何度も確認しましょう。

最後に運転席の窓を下げ、そこに同乗者を呼びましょう。駐車している場所から脱出するまでは、外から誘導してもらいます。

準備が整ったらいよいよ発進します。



【同乗者の役割】

次の項目については、通常であれば運転手の役割ですが、今回は同乗者が受け持ちます。

バックミラーによる後方確認、ハザード、温度調節、左サイド確認、前方確認

車両感覚の確認のために車両の周りを歩いて確認することは、できれば念入りに、おおよその距離や位置を伝えながら行ってください。

座席の位置は、女性は前をよく見ようと前のめりに調整しがちです。しかし、これだとかえって視界が狭まります。座席を高めに、腕が軽く伸びる程度に位置を後ろに下げるようにアドバイスしてあげてください。



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