間違いだらけの首根っこの掴み方

「猫の首根っこをつかむ」ことに対し、批判的な意見が多いと思います。

・子猫だけで成猫はダメ

・息ができない

・体(神経とか)を痛める

・かわいそう

・虐待的

・クリニックの先生も勧めない

・必要がない

 

でも、ちょっとだけ考えてみてください。

それが必要な人や猫にゃん(ご主人)にとってはどうでしょう。

他の選択肢よりもご主人のダメージやストレスが少なかったらどうでしょう?

そして飼い主が血だらけになることの痛みや、恐怖心も解消できたら。

0-68
以前、どうやっても爪を切らせてくれないご主人に困った飼い主が、
某探偵!ナイトスクープに相談するという回を見ました。
嫌がるご主人を押さえつけ、段ボウルに入れたり、メッシュの袋に入れたりして、
手だけ出させて爪を切る、という内容でしたが、プロを呼んでも結局、解決しませんでした。
プロの技が「いかに短時間ですますか」に尽きてしまっていました。

ご主人様のストレスはいかばかりだったでしょうか。

個人的には猫の寿命はストレスで決まると勝手に考えております。

先ほど挙げた例では、結局、ご主人も飼い主も幸せになれていません。

 

「首根っこをつかむ」ことが、そもそも目的を果たせなくて困っている方にとって朗報だとしたら?

爪を切れない、薬を飲ませられない、怪我の手当てができない、躾をしたい……

容認していただけますか?

まずは誤解されている点をちょっと訂正したいと思います。

 

◇そもそもかわいそうか?

「親猫が子猫の首根っこを噛んで移動させる」。

 

これはOKですよね?

これが何を意味しているかというと、

「生き残るためには首根っこをつかまれたら抵抗しないで、なるべく後ろ足を上げ運ばれやすくする」ということ。

その能力があるかどうかが、子猫にとっての生命線です。

これが本能として強く備わっている猫が生き残ってきたといってもよいでしょう。

こう考えると、どうでしょう? かわいそうではないですよね。

 

◇抱くほうがよい

これも猫にとって本質的な良し悪しを考えてみましょう。

家族だとしても、猫は猫。人間の家族とは違って、野生の性格も残っています。

猫が横になっている時に手足を触ってみてください。

その時に下側と上側の手足での嫌がり度を比べてみてください。

不自由なほうの手足(下側)に比べ自由度が高いほうの手足(上側)を触られるのを嫌がりませんか?

これはどういうことかというと、いざというときの要になる手足のほうの自由が奪われることを嫌がります。

より野生に近い猫ほど顕著です。

同じ理屈で、抱きかかえること、

これが推奨されていたとしても、ご主人が嫌がっている時や臨戦態勢の時に抱いてみてください。

ご主人は手足の自由を奪われ「やられ放題」状態です。

ものすごく嫌がるか、ものすごくストレスです(飼い猫状態の時はごきげんでしょう)。

どうでしょう。ペットなら野生性は少ないかもしれませんが、
猫は本来、抱きかかえられることを好む生き物ではないと思います。
どちらかというと高いところや、自ら肩や頭や背中に乗っかり、位置的優位に立ちたいはずです。
そして、いつでも飛びかかるか、飛び逃げるかができるような体勢を好むはずです(飼い猫状態でない時は)。

個人的見解では、「猫は自分が寝る時以外は抱かれたくない」ものだと思っています。

 

◇息ができない、体を痛める

子猫は体重的に息苦しくはなく、成猫はつかむ場所的に息苦しくはありません。

これは「首根っこをつかむ」という表現が悪いと思います。

子猫はともかく成猫は、首ではなく背中をつかみます。

一か所だけで持つ必要もなく、必ずしも持ち上げる必要もありません。

そもそもの目的は「首根っこをつかみたい」ではなく、

「そのような方法でご主人におとなしくしてもらう」ことです。

親猫が「首根っこをつかむ」のは「そこしかない」ではなく「そこしか噛めない」からかもしれません。

持つ場所は確かにシビアです。
ただし猫は飼い主に対しては我慢強くないので、痛ければ文句をいうのですぐにわかります。
ですから、ご主人の気持ちを無視する方は、つかむのはやめてほしいです。

 

◇嫌がる

これは持ち方が悪いです。

そして猫側も「待たれても平気」な体になっている必要があります。

適切な持ち場所が見つからず、嫌がる場合は、まず「持たれても平気」な体になってもらいます。

正しく持てば気持ち良さそうな、あるいは安心したような状態になります。

うまくいけば召使のあなたがご主人(親)に、ご主人だった猫にゃんが息子・娘(子)の関係になれるかもしれません。

 

◇医師も勧めない

誰でも、誰にでもやってよいわけでなく、虐待的なイメージがあるので、
競争率の高いペット業界ではNGワードかと思います。

一言、肯定したら客離れが止まらないと思います。

 

前置きが長くなりました。

とにかく、「首根っこをつかむ」ことができるような関係・状態になっておくと、

病気の時、食事をしない時、爪切り、薬を飲ませる、怪我の手当て、移動する時などに、

対処法の一つとして役に立つかもしれません。

 

それでも「首根っこをつかむ」ことがかわいそうで、虐待的だと思われる方は、
この後の説明は読むのをおやめください。

説明は次回の投稿で行います。

 

それでは持ち方です。

まずは初級編から ⇨ 続く
野良猫を掴むのに最適な脇根っこのつまみ方もご参考ください ⇨脇根っこのつまみ方

高いところから降りられない猫を保護するときのつまみ方もご参考ください ⇒ひっぺはがし方

 

 

【いやいや始める】首根っこをつかむ (間違いだらけの「猫の首根っこをつかむ」)

コーヒーでも飲んで落ち着いて「語感の悪さ」ではなく猫目線で振り返ってみませんか?



 

以上

間違いだらけの首根っこの掴み方

でした。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

    • かんな
    • 2017年 6月 20日

    あんたのコメントどっちやねん
    首根っこ掴むのを文章では進めて
    題名では
    首根っこ掴むのは間違っていだらけって
    どっちやねん
    でも
    虐待とかわらない

ページ上部へ戻る